綿矢りさの「蹴りたい背中」を読んで

「蹴りたい背中」:綿矢りさ

綿矢りさの小説を読むのは初めてです。19才の最年少芥川賞作家で、受賞作の「蹴りたい背中」がミリオンセラーで、それに美人であることは知っていす。でも、本屋で何度となく「蹴りたい背中」の表紙を目にしても、今まで読んでみようとは思いませんでした。

私(初美)が語る高校生活です。快活な「青春小説」ではありません。クラスの除外もの二人、初美と「オリちゃん」と呼ばれているモデルおたくの男子生徒「にな川」、自我の強い二人の不思議な関係を書いた小説です。色、音、匂い、触感の表現がイメージを共有させてくれます。けして綺麗ではなく、心地よくもない匂いがある情景をイメージしながらストーリーに引き込まれてしまいます。初美の変人にな川に対する恋愛にも似た、抑え込んだ感情の現れが「蹴りたい背中」でしょうか。

驚きです。とても19歳の小説とは思えません。Googleで画像検索して綿矢りさの顔を頭に入れ、高校生の時書いた「インストール」と芥川賞受賞後に書いた「夢をあたえろ」を買ってきました。

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