中学英語で太宰治の『人間失格』を翻訳6

太宰治の『人間失格』で英語の勉強 6

文庫本をめくりながら、簡単そうな文を探していますが、見つかりません。それに、とくに『人間失格』の一文は長い。太宰治が意識的に書いたのでしょう。それでも読み難くないのが、太宰治なのでしょうか。翻訳するために、句読点がたくさんある長い文章の主語と述文を探しています。日本語の論理の勉強にもなりそうです。勉強のための翻訳です。間違いは大目にみてください。

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原文:第三の手記

自分はヒラメの家を出て、新宿まで歩き、懐中の本を売り、そうして、やっぱり途方にくれてしまいました。自分は、皆にあいそがいいかわりに、「友情」というものを、いちども実感したことがなく、堀木のような遊び友達は別として、いっさいの附き合い、ただ苦痛を覚えるばかりで、その苦痛をもみほぐそうとして懸命にお道化を演じて、かえって、へとへとになり、わずかに知りあっているひとの顔を、それに似た顔さえ、往来などで見かけても、ぎょっとして、一瞬、めまいするほどの不快な戦慄に襲われるありさまで、人に好かれらる事は知っていても、人を愛する能力においては欠けているところがあるようでした。(もっとも、自分は、世の中の人間にだって、はたして、「愛」の能力があるかどうかは、たいへん疑問に思っています)

そのような自分に、いわゆる「親友」などできるはずがなく、そのうえ自分には「訪問」の能力さえなかったのです。他人に家の門は、自分にとってあの神曲の地獄の門以上に薄気味わるく、その門以上の奥には、おそろい竜みたいな生臭い奇獣がうごめいている気配を、誇張でなしに、実感せられていたのです。誰とも、附き合いがない。どこへも訪ねてゆけない。

私の翻訳

I went out of Hiram’s house and walked to Shinjuku, where I sold the book in my pocket, then I was at a loss what to do after all.

I am friendly to everyone but have never experienced as mentioned “friendship”. Excluding playmates like Mr.Horiki, all of relationships with others are only painful for me. In order to ease such pains, I make an all-out effort to play a fool but on the contrary I am completely exhausted. When I happen to see a nodding acquaintance or a similitude on a street, I am momentarily startled and feel dizzy like being hit by an unpleasant fear. I know the way to make me liked by others but I seem to be lacking in loving other people. (However I have a strong doubt whether people actually have the ability of “love”. )

I’m such a man. So I cannot have a “close friend”, what is more I don’t even possess the ability of a visit. Gates of other people’s houses are more weird for me than the Gates of Hell in the Divine Comedy. I was not exaggerating. I was really made to sense the sign of wriggling raw-smelling beasts like a dragon. I had no friend and no place to visit.

辞書を引いても、自分が今ままで能動的に使ったことがない単語は、なかなか使えきれません。それに、ちょっとした単語と言い回しが浮かんでこないのは悔しいですね。大学受験用の参考書『総合英語 Forest』を買ってきました。私にとってはいまさらですが、それでも小説などに比べればコストパフォーマンスが高いでしょう。総合英語Forest 7th Edition

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