映画『杉原千畝』を観て

映画『杉原千畝』を観て

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有能な諜報外交官だった

唐沢寿明が主演する『杉原千畝』を観た。
“勇気ある人道的な外交官” 私が知っている杉原千畝のすべてでした。映画を観て、彼は英語、ロシア語、ドイツ語、フランス語を操る有能な諜報外交官だったことを知った。
ソ連は彼の諜報能力を警戒して、彼のモスクワ大使館赴任の入国を拒否した。日本の外交官では初めての「ペルソナ・ノン・グラータ(歓迎されざる人物)」だった。
満州で関東軍の影響下に入ることを嫌い、左遷されるように赴任したリトアニアで、ソ連とドイツの動きを諜報する。そして、どの国よりも早くドイツのソ連侵攻を予測し、日本がドイツと同盟を結ぶことの危険性を進言する。しかし、日本は戦争へと突入していく。

6000人のユダヤ人を救った「命のヴィザ」

杉原千畝は変わっていった。そして、ナチスから逃れる場を失ったユダヤ難民に、日本政府の許可を待たずに、独断で「日本通過ヴィザ」を発給する。ゲシュタポからも狙われる危険な状況で、リトアニアを離れるギリギリまでヴィザを与え続けた。その数は6000人にのぼる。

ユダヤ人が日本海の船上から見た北アルプス

映画のシーンに、「日本通過ヴィザ」を持ったユダヤ難民が、鉄道でロシアを横断し、ウラジオストックから船に乗り、船上から初めて日本の白く連なる北アルプスの山々を見て、歓喜する姿がある。あたかも日本が安堵の地であるかのように歓喜する姿です。上陸した港は福井県の敦賀です。

福井新聞コラム越山若水:ユダヤ難民を優しく迎えた福井の市民

11月28日の福井新聞のコラム「越山若水」に、こんな記事があった。

どちらとも福井県民には多少の縁がある。2本の映画「杉原千畝 スギハラチウネ」と「海難1890」が12月5日、同時に全国公開される。
前者は第2次大戦中、日本政府の命令に背いてビザを発給し6千人ものユダヤ人を救った外交官の物語。難民が初上陸した敦賀で市民が優しく迎え入れた史実はご存じの通りである。ーーー

敦賀で昨年同席した駐日ポーランド大使の丁寧な謝辞を思い出した。「敦賀は両国を結ぶ特別な場所です」。驚くべきことではないか。われわれ日本人なら、遠い昔の恩義をただの歴史にしているかもしれない。

現在、杉山千畝のヴィザで命を得たユダヤ人とその子孫は4万人にのぼるそうです。

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