中学英語で夏目漱石の『草枕』翻訳4

中学英語で夏目漱石の『草枕』翻訳4

しばらくぶりの挑戦です。題材に『草枕』を選んでから進まなくなってしまった。私のレベルで英語に翻訳できそうな文章を探しても、『草枕』ではなかなか見つからない。それでも、始めてみると熱中してしまう。日本橋のルノアールで3時間、辞書を行ったり来たり、なんとか終わりました。文豪の文章も私の英語になると作文のようになってしまう。

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原文

余が寤寐の境にかく逍遙していると、入り口の唐紙がすうと開いた。あいた所へ幻のごとく女の影がふうと現れた。余は驚きもせぬ。恐れもせぬ。ただ心地よく眺めている。眺めていると云うてはちと言葉が強過ぎる。余が閉じている瞼の裏に幻影の女が断りもなく滑り込んで来たのである。まぼろしはそろりそろりと部屋のなかに這入る。仙女の波がわたるがごとく、畳の上には人らしい音も立てぬ。閉ずる眼のなかから見る世の中だか確とは解らぬが。色の白い、髪の濃い、襟足の長い女である。近頃はやる、ぼかした写真を灯影にすかすような気がする。

私の翻訳

While I’m wandering around the border between sleep and awake, the doorway fusuma opens soundlessly. Where it opens, the shadow of a woman appears like a phantom.I’m not frightened nor surprised、but simply watching it with pleasure. The word of ”watching” must be a little bit stronger word. A woman’s phantom has been there in the back of my closed eyelids without permission.The phantom slips into the room silently. She doesn’t make any human like noise on the tatami, walking as if a fairy passing over waves. I’m not sure, because it’s the world seeing from my closed eyes, but she is a woman with pale skin, long hair and long nape. I feel as if seeing the present trend of a blurred photo which held up to lamplight.

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