村上春樹の『はじめての文学 村上春樹』、孫に読ませようと思って、自分がはまったしまった。

『はじめての文学 村上春樹』:村上春樹

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『はじめての文学 村上春樹』は、文藝春秋が、活字離れの中高生など青年に、文学に親しんでもらおうと刊行した、12冊の「はじめての文学」シリーズの村上春樹編です。

来年の春、高校受験が終える孫に読んでもらおうと、まず村上春樹から読んでみた。村上春樹が、若い読者のために選んだ17編の短編小説が収録されている。

短編小説は年少者を意識して書いた作品ではないが、読者に対してフェアな村上春樹らしい選択をしている。孫は、読みやすくて、不可思議な村上文学に、大人と違う考えを展開することができると思っている。

その前に、書かれた年代順に収録された短編小説を読んで、私がすっかりのめり込んでいる。「着想が面白い」などと、一言では言えない、多次元な村上春樹の不思議が深まるばかりである。

あとがきで村上春樹が述べていることに、少しヒントがある。

—もともとファンタジーや童話を書こうと思ってこの話を書き始めたわけでない。あるひとつのイメージを設定し、その流れを追いかけていくことは、森のなかで一羽の蝶を追いかけるに似ている。どこに行くかを選ぶのは僕では僕ではない。行く先は蝶にしかわからない。

—<中略>—

本書に収められたような種類の物語(ファンタジー)は、僕の長編小説の中のひとつの構成要素としての役割をこれまで果たしてきたような気がする。僕はここに収められたような作品を書くことによって、長編小説を書くための訓練や準備をおこなってきたということになるかもしれない。絵にたとえれば、油絵を書くためのデッサンのようなものと言えるだろう。—-

収録短編小説

「シドニーのグリーン・ストリート」
「カンガルー日和」
「鏡」
「とんがり焼の盛衰」
「かいつぶり」
「踊る小人」
「鉛筆削り」
「タイム・マシーン」
「ドーナッ化」
「ことわざ」
「牛乳」
「インド屋さん」
「もしょもしょ」
「真っ赤な芥子」
「緑色の獣」
「沈黙」
「かえるくん、東京を救う」


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