芥川賞作家、藤原智美の『文は1行目から書かなくていい』

『文は1行目から書かなくていい』:藤原智美

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書き始めに関する問題が、もうひとつ残っていました。最初の一行が決まらずに文章が進まないという問題です。
結論をいうと、最初の1行が書けないならほかのところから書き始めればいい。文章に最初から順番通りに書かなければならないルールはないのですから。

芥川賞作家が、自分の経験をもとに、書くことについてまとめて問い直した本です。藤原智美は大学を卒業して『週刊大衆』のライターが出発点だったようです。文章力を鍛えられた頃の体験から、デジタル時代の書き方まで、見出し毎に”書くことのヒント』をエッセイのように読めます。ビジネス、メール、ブログ、Twitterなど、すべての文章を書く上でヒントになる一冊です。

第1章からの引用

第一章の「あなたは9歳の作文力を忘れている」で、私がマーキングした箇所を引用します。”書くことのヒント”が体験、引用などを交えて書かれています。「なるほど そうか 勉強なるな」と思いながら読んでいます。

■文章の本質は「ウソ」です。ウソという表現のびっくりした人は、それを演出という言葉に置きかえてみてください。

■文書をだけと向かい合う濃密な時間が良質なアウトプットを生み出すことは間違いありません。まずは文章を書くという作業の海におぼれてみることです。

■たしかにノンフィクションでは事実に反するウソを書く行為はルール違反です。しかしノンフィクションの文章にも演出や創作はあります。

■書く前にカメラの位置を決める。視点のあいまいな文章に、人を動かす説得力はありません。

■説得力のある文書を書くためには、読み手を特定の一人に絞って書く。一歩踏み込んだ表現ができて、文章の説得力が高まります。

■「思いのほか広かった」–、「これではどの程度の広さなのか読者につたわらないよ。安易に形容詩を使っちゃダメだ」と厳しい指導を受けました。

■最初に浮かんだ形容詞から、あえて二歩、三歩と踏み込んで言葉を探していくことで、表現力は豊かになっていくと思います。

■言葉を多く知っていれば、それだけ選択肢が広がる。しかし、ボキャブラリーは文章力の要ではありません。

■自分にしてわからない感覚や思いを文章化けして、それを読んだ誰かが共感したら、表現として成功したといっていい。

これからが本題です。お勧め本です読んでみてください。

大目次

第一章 あなたは9歳の作文力を忘れている
第二章 プロの作家の文章テクニック
第三章 名文の条件とは何か
第四章 日常生活で文章力を磨く
第五章 検索、コピペ時代の文章術
第六章 書くために「考える」ということ

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