『I AM A HERO』
レオナルド・ディカプリオの『レヴァナント』を観るつもりで、イクスピアリ・シネマに行ったが上映時間が合わない、それで大泉洋と有村架純の『I AM A HIRO』を観てしまった。殺して、殺しまくるR15+のサバイバル映画である。残酷だけど悪い映画ではない。ユーモアもある。私の感想は一言で「面白かった」です。
昼のニュース「若い女性が土佐犬に噛まれて重傷….」、「先ほどのニュースの訂正です、噛まれたのは土佐犬でした。若い女性に土佐犬が噛まれて…」「え!,なんか変じゃない」、衝撃のサバイバル・ワールド始まりの予告である。
主人公の鈴木秀雄(大泉洋)は芽が出ない貧乏漫画家。同棲する彼女は我慢の限界で破局寸前。アパートに戻ると彼女は”奇形な姿”に変貌していた。そして彼女は彼を襲う。趣味で持っていた猟銃を背に街に逃れる。街はすでに謎の感染によって歪な生命体に変貌したZQN(ゾキュン)で溢れている。ZQNは人を襲い噛む、そして感染する。日本中がパニックに陥る。
鈴木秀雄は逃げる途中に会った女子高生の比呂美(有村架純)と共に、標高の高いところは感染しないという情報を頼りに、富士山をめざす。比呂美がZQN化している。赤ちゃんに噛まれたことで感染したらしい。しかし比呂美は完全にZQN化していない。半分人間の心を持っている。見捨てずに富士山の麓のショッピングモールにたどり着く。
そこでZQNとサバイバルをかけた戦いになる。誠実な秀雄は、仮にも人間だったZQNに猟銃の引き金を引けない。比呂美を看病してくれた元看護師(長澤ひろみ)の悲痛な救助を求める言葉に、ついにサバイバルの引き金を引く。撃って、撃って撃ちまくり、ZQNの頭を吹き飛ばす。それでも次から次へと襲いかかるZQN….はたして “I am Hideo(秀雄)”から”I am a Hero (英雄)”になれるのか…
花澤健吾の漫画の『アイアムアヒーロー』実写版です。漫画を読まれた方は違った感想を持っているかもしれませんね。