『知日』は中国で発行された雑誌で、日本の文化、ライフスタイルを中国人に伝える雑誌で、各号毎にテーマを取り上げている。取り上げるテーマがユニークで、取材が徹底していて、内容がある雑誌です。日本人にも参考になります。
知日の『和制汉语』(和制漢語)
日本から中国に逆輸入され、日本、中国で共通に使用されている漢字、また日本独特の和制漢字などを紹介している。政治的には垣根があっても、万人が納得する言葉に壁はない。
和制漢字が広く使われているのは、明治時代に英語から日本語に翻訳された経済、哲学、芸術、科学、物理などの用語と、そして現在の日本の流行語です。
明治の人はとてつもなく偉かった
斎藤孝が『ざっくり日本史』で次のように書いています。
明治時代の翻訳語は本当にすごい!
仮名の発明が、日本の繊細で優雅な文化を育む素地となったように、明治時代の「翻訳語」の発明は、日本が近代化をいち早く推し進める基礎を築きました。欧米の重要な概念のほとんどを日本語の取り込んでしまったのです。
「幸福」、「社会」、「経済」、「信用」、「自然」、「科学」、「芸術」、「基準」、「思想」,「意識」—–
明治の初期に、膨大な外来語を用いて翻訳できたのは、当時の日本人に漢字の素養があったからこそです。
日本になじみの深い中国人が、中国の人達に発している言葉です。
最初の一例
你知道哪些从日本传到中国汉语?
早前知道很多我们现在仍在使用的政治和经济用语,都是20世纪从日本逆输入而来的。近年来,随着很多日本亚文化在中国的蔓延,感觉很多出现在日剧和动画等作品里的词语,例如欧巴桑、声优、宅急便、写真、御宅族、萌、便当、达人、萝莉、正太、御姐、池面、案内人,暴走、人气、刺身、攻赂、告白、逆袭等词语,也开价被广泛运用。
大意は;
どんな日本語が中国語になっているかわかりますか?
まず、現在頻繁に使っているる政治、経済用語は、20世紀に日本から逆輸入されたものです。近年は、多くの日本の文化が中国に蔓延にともない、とても多くの日本の芝居、映画作品中の言葉が使われていると思います。例えば、宅急便、写真、萌、弁当、刺身….など広く引用されている。
日本制漢字
日本制の漢字も紹介されている。
万葉仮名についても書かれている。
文字がなかった日本語の起源です。日本語(やまとことば)の発音に漢字を当てはめたのが万葉仮名です。
什么是万叶假名?
◇经过长时间的创造,日本人也逐渐摸索出一系列可以代替日文助词、助动词的汉字,这些汉字已经失去了原有的意思,只是作为表示音节的工具,利用这些汉字的音读或训读来记录日语的音节。这种书写假名的方式在日本现存最早的歌集《万叶集》中最为典型,因此也被称为”万叶假名”。由于汉字的传入和万叶假名的创造,日本终于结束了没有文字的历史,给日本古代文化的发展带来了巨大的改变,对日本古代文学也起到了极大的促进作用。
◇由于万叶假名完全保留了汉字的字形,因此,它又被称为”真假名”。
◇万叶假名最阜被用来书写日本固有的地名或人名,有时在翻译的汉文典籍里,也会用万叶假
◇名来表示句子中的助词、助动词或旬尾的变化等。最后逐渐用于书写日语中的普通词。
◇除了《万叶集},万叶假名还被广泛地用于其他古代文学作品,如《古事记}«日本书纪》等,使用方法与《万叶集》大致相同。
◇以万叶假名为基础,平假名和片假名也在平安时代相继诞生。平假名出自汉字草体的简化,片假名出自汉字楷体的偏旁。当时,平假名主要在妇女之间使用,片假名主要在僧人之间使用,社会上占主导地位的文字仍为汉字。直到1946年,社会上仍通行的汉字有四五千个,假名只是居于从属地位。
◇万叶假名中,虽也有一个汉字代表两个音节的情况,但大多数都是以一字一音的形式记载。现存古籍《万叶集»«古事记»日本书纪》等都使用了万叶假名,据统计,这三大作品中共有973个万叶假名,但这并不代表当时的日语有这么多种发音,同一种发音在不同的地方所使用的借字,都会有一定的区别。
翻訳するのは大変なので、代わりに齋藤孝『ざっくり日本史』の「万葉仮名」ついての説明を引用します。
「万葉仮名」と日本語
日本史では「言葉」についての考察はあまりされませんが、日本語のすごさを知ることは、日本の歴史を知る上で、とても重要です。縄文時代が何千年も続いたことからわかるように、文字をもたない文化というのは、なかなか進化しません。日本の文字は中国から「漢字」を輸入したことから始まります。しかし、日本は、漢字という文字だけはちゃっかりいただくのですが、中国語の構造は、取り入れてないのです。日本語の文法、構造を崩さずに、漢字をやまとことばに当てているのです。こうした漢字をやまとことばにあてたものを、「万葉仮名」と言います。
日本最古の歌集『万葉集』が残ったのも、万葉仮名があったおかげです。
万葉仮名はいまは使われていません。日本人は抜け目なく漢字から「ひらがな」と「カタカナ」を発明してしまうのです。万葉仮名の用法にニュアンスを込めたように、日本人はひらがなとカタカナの使分けに文字の持つ印象を巧みに取り入れています。
世界最古の近代小説と言うべき紫式部の『源氏物語』は、ひらがなが用いることによって、女のひとの繊細な感性が活かされています。
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