男が観ると少し淋しくなる元家族の物語
団地で年金で暮らす母親、売れない小説家の息子、別れた妻と息子。失ってから大切さに気づいても元にはもどらない。それでも、元家族にはどこか思い合う心が残っている。海よりもまだ深いところに…
セリフは私の記憶です。正確ではありません。
「妻と別れた売れない小説家の息子」と「母の会話」
「わたしは海よりも深く人を愛したことがないよ」
「海より深く人を愛しとことがないから、今日を楽しく生きられるんだよ」
「お前はあるの?」
「…あるよ」
「嘘言わないで」「男の人は何故いつまでも過去に未練をもつのかね、今を楽しく生きないと」
「海よりも深い愛…いい言葉だね。書いておきな、小説に使えるよ」
「再婚を考えている元妻」と「元旦那」の会話
「あの男と一緒になるのか?」「もうしたのか?」
「したわよ、中学生じゃないんだから」
「私たちは前に進もうとしているの、じゃましないで」
「愛していないのにか?」
「大人は愛だけじゃ生きていけないの」
「そんなに思うなら何故子供が生まれたときに変わってくれなかったの?」
父と息子の会話
「お父さんは子供の頃になりたかった人になれたの?」
「…まだなれてない。でもなれるように努力していくことが大事なんだ」
孫とおばちゃんの会話
「この宝くじ当たったら、大きな家を建てて、みんなでまた一緒に住めるね? おばあちゃんも一緒に住もう」
男の私はには少し淋しくなる映画でした。